サックス お手入れ

ネックの交換


最近では単独商品としてのサックスネックが市場に数多く出回っています。サックスにおける、ネックのサウンドへの影響が広く認知され、サウンドの改造や吹奏感の調整に、ネックの交換が非常に効果があることが一般的に認められています。さて、それではどんなときにどのようなネックを選べば良いのでしょうか?今日はそんなネック交換のノウハウをお話しましょう。
 能動的なネックの交換の前に、ネックの不具合の説明をしましょう。テナーはネックが長いため、簡単に曲がってしまいます。アルトのネックも曲がる場合があります。ネックが曲がると音程が悪くなったり、吹奏感に抵抗が出たり、またサウンドが曇ってきたりします。現代の楽器であれば、どうモデルの新品ネックと比較したり、まだ指で触ってネックが完全な円の連続になっているかを確認しましょう。「ネック断面が楕円になっている」、と感じたら、そのネックは曲がっています。
 ネックの交換は素材の選択によるサウンドと吹奏感の向上と、高い性能のネックへの交換で、サックスのポテンシャル(秘めた実力)を出すため、の二種類の動機が考えられます。サックスのメーカーが単独カスタムネックとしてラインナップしているネックには、後者の目的のための「高機能ネック」が多いようです。前者のネック交換の選択肢は多様です。銀製、銅製、金メッキ、銀メッキ、木製、素材や仕上げ加工まで様々なネックが選べます。サックスネックだけを発売している専用メーカーもあるくらいです。
簡単に分類すると、真鍮ボディにブロンズネック等、本体より硬い材質のネックを選ぶと、サウンドは硬くスピード感が増す方向で変化します。逆に、真鍮ボディにスターリングシルバー(純度92.5%の銀)のネック等、本体材質より柔らかな材質のネックを選ぶと、サウンドはまろやかさを増し、かつ抵抗感が強まります。ただし、メッキやラッカー等の種類によって程度が微妙に、または大きく変わったりしますので、ネックを選ぶ際は実際にお使いのサックスで試してみる事を絶対お薦めします。しかし本体のネック受けのサイズより、試奏したいサックスネックのシャンク(ジョイント用パイプ)が太い場合はどうにもなりませんので、楽器店に相談してください。実際に購入してさわせる場合は、ネックのジョイントは太くも、細くも加工できますのでご安心ください。
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