スタジオやコンサートホールには大きく、どっしりとした譜面台が用意されていますが、大体「譜面台持込」の場合は、自分所有の折りたたみ式の譜面台を使いますよね。今日は折りたたみ式譜面台の、使い方の基礎をお教えしましょう。たぶん、「えっ、そうなの?」なんてことも入っているかもしれません。
折りたたみ式譜面台で注意すべきは、「足の部分」です。それでなくても、軽くて不安定な折りたたみ式譜面台ですので、脚の状態で倒れ易くも、倒れ難くもなりますので注意が必要です。足のセッティングの基本は、「センター支柱を床に着けない」ことです。三本足を広げ、かつセンター支柱も下に落として、「4点立ち」させている方がいらっしゃいますが、これは×、ダメです。三本の広がった足だけで譜面台を支え、センター支柱は床から数センチ離しましょう。足の部分の固定ネジもしっかりと止めましょう。三本足の配置ですが、使う自分が上から見て、「逆Yの字」に見えるよう立てるのが基本です。そのほうが譜面台と自分との距離を、自由に調整できますし、蹴飛ばして倒してしまう確立も減ります。それは何故か?人間が二本足だからです。二本の足を、譜面台の二本の脚が入れれば邪魔にはなりません。Yの字だとどちらかの足で蹴飛ばす可能性がでますし、譜面台から必要以上に離れなければなりません。逆Yの字の場合、譜面台が倒れる場合は自分の側に倒れます。ステージでお客さんに迷惑をかけないためにも、逆Yの字置きは有効です。
センター支柱は何本かに別れてたたまれていますが、使うときはなるべく平均して伸ばしましょう。そのほうが安定した支柱になります。さて譜面置きの部分の角度ですが、立ったのが好きな人、寝ているのが好きな人、ま、ひとそれぞれです。重要なのはバランスと重心です。実は譜面置き場の中心から支柱が延びている折りたたみ式譜面台は皆無です。大体、譜面台置き場の高さの1/3か1/4のあたりから支柱が生えています。これを寝かせれば寝かせるほど、安定が悪くなるのはあたりまえの現象です。乗せる譜面の枚数によって、横から見てバランスを考えましょう。ここでも逆Yの字の足の配置が生きてきます。上のバランスの崩れを下の脚が支えてくれます。
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