ジャズは誰に訊いても、「アメリカの音楽」と答えます。ジャズっぽいジャズ、を考えたとき、このことがとっても重要になるんです。自分のフレーズが何となく、いまひとつ、ジャズっぽくないと悩んでるサックスプレーヤーのための、「目からうろこ」のヒントをご紹介します。
英語の、しかもニューヨークあたりの東海岸が舞台のアメリカ映画で、何か御気に入りのものがあれば、その映画中の好きなシーンの会話を何回も繰り返し聞いてみてください。単語の発音や意味を追う必要はありません、会話全体のリズムや抑揚を頭にこびり付くくらい聞き込んでください。すると、英語の会話の言葉が、ジャズのリズムを持っている事に気が付くはずです。「三連符のように八分音符を吹く」、「二拍四拍でリズムを取る」、「拍の裏のビートを強調する」、とかなんとか習った「ジャズの乗り」が、すべて会話の中に表現されているはずです。「英語が上手」というレベルでは、まだ「意味を伝える」ということに重点が置かれているので、この事に気付く方は稀です。しかし、旅行ではなく住む為にニューヨークへ行き、英語の基礎もおぼつかない程の英語オンチが、体で英語を覚え、英語で物事を頭で考えられるようになったとき、「あ、ジャズって英語ジャン!」と気が付くようです。ニューヨークでの修行を目的に、何も深く考えずに単身渡米した経験のある、「無茶なジャズ・ミュージシャン(笑)」のほとんどが、同じ感想をおっしゃいます。そう、ジャズはやはり英語なんです。
さて、ジャズのリズムを感じ取るために英語を勉強し、TOEICで990点を(実用英語検定。990点が満点で、ここまで来ると「英語で笑える」と言われています。)目指すのは、かなり遠まわり過ぎます。じゃ、どうするか。「英語の歌詞を覚えるんです」。というか、ジャズボーカルのCD等の音源で、曲のニュアンスとフィーリングを自分のものにするようがんばってみてください。できれば古い大御所ボーカリストの録音が良いでしょう。多くの名ボーカリストは、非常に素直に「語り」、「詩って」います。曲をマスターしようとしたときに、その歌詞の意味を考えるのも重要でしょう。歌詞カードから意味を翻訳し、どこで何を言っているかも、自分の表現に役立つはずです。「ジャズは英語!」。お試しください。
残り2名様 AIZENから冬のこだわりプレゼント 1万円相当の豪華4大特典付キャンペーン開催中
詳しくはこちら
■AIZENアルトサックススタンダードモデル【豪華26大特典付き】
残りストレートモデル1本
詳しくはこちら
■AIZENテナーサックス特別仕様ゴールドブラスモデル
AIZENオリジナルフルートセット【豪華26大特典付き】
残りストレートモデル1本 ソルダードモデル2本
詳しくはこちら
- ホーム
- サックス 練習・レッスン
- ジャズは歌詞を覚えよう