音楽をするために助けとなる「音程感」。これは自分の出す音をコントロールするのに重要な感覚です。簡単に言ってしまえば、もし音程感が人間になくなってしまったら、音楽を音楽と楽しむ事も難しくなります。ま、そんな難しい話ではありませんが…。この「音程感」には、ご存知のように「絶対音感」と「相対音感」があります。絶対音感とは、どんな音を聞いても即座にその音のド、レ、ミが分かってしまう能力です。ま、無いほうが当たり前の能力かもしれません。相対音感は、それほど難しい能力ではなく、音と音の高さの差を、ある程度の正確さをもって感じる事のできる感覚です。相対音感は、楽器を演奏する人はすべて持っている感覚だと言っても過言ではありませんが、その正確さの度合いを磨く事で、音楽の表現力は格段に上がります。今日は、その相対音感向上のための練習方法についてお話しましょう。
自分の出している音が正しいか、また出したい音を出しているかを感じ、その狂いを瞬時に修正する事で演奏の質を上げるためには、相対音感は非常に重要な感覚です。しかしサックス奏者がサックスをサックスだけで練習するとしたら、相対音感の向上、鍛錬は期待できません。管楽器はその機構により、「絶対に正しい音を出す」能力が無いからです。相対音感の向上のためには、ピアノや電子オルガン等のキーボードを使います。これらの楽器は「キーを叩けば」正しい音が出てくれるからです。さて、具体的な練習法ですが、まず相対音感を鍛えて何がしたいのかを考えましょう。サックスは音域によって音の高さの癖があり、それを修正しながら吹くことがより良い演奏に必須です。自分の音の高さのブレを感じ、それを修正する技術。これは一般的に、「ピッチ感」と呼ばれています。ピッチ感は一音一音、サックスの音とピアノの音を比較しながら作っていきます。基音Aでチューニングした後、各音を吹きながらピアノの音と比較し、自分のサックスの癖を記憶します。一音一音の確認からド-ミ-ソ等の3音フレーズ、ド-ミ-ソ-シ♭の4音フレーズも確認しましょう。ピッチ感はサックスの練習のたびに繰り返す事で、より研ぎ澄まされていき、「音程の狂いの無い美しい演奏」が実現できるようになります。
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- 音程感の作り方(相対音感の練習)その1