前回はサックス上達の丸秘テクニックは、練習&結果確認を頻繁に繰り返せる練習を考えることとお話しました。今回はもうちょっと掘り下げて、その具体的な目標と方法にまで触れてみましょう。
サックス練習の基本はロングトーン、スケール練習、タンギング練習、オーバートーン等があります。ロングトーンの目標としては、安定した音程の維持、正しい腹式呼吸の習得、ブレス(息継ぎ)の習得、腹筋を使ったクレッシェンドとデクレッシェンド、意図的な音程変更によるイントネーション表現、出音のタイミングの正確性、音の止めの正確性、口の中・喉の形の変化による音質のコントロール、サブトーン、低音域から高音域までのアンブシャの変更度合いの習得、等がありますね。
スケール練習では12キーでのメジャー、マイナースケール運指の習得、モード旋律/ペンタトニック/ブルーススケール/バップスケールなんかも練習しましょうね。
また分散和音のアルペジオ、ジャズフレーズパターンの練習も重要です。スケール練習ではメトロノームさん(笑)に付き合ってもらい、ちゃんとしたリズムをキープできるよう意識しましょう。そうでないと簡単な運指では速く、難しい運指では遅くなってしまうという癖に気がつきません。
スケール練習では跳躍フレーズ練習も身になります。サックスは倍音関係によって連続して出し難い音の組み合わせがあります。この跳躍はアンブシャとタンギングで攻略する必要があり、どの跳躍が難しいかを知っておきましょう。
タンギング練習での課題も色々です。「トゥーからトゥ」のハードスタート&ハードストップ、「ルーからウン」のソフトスタート&ソフトストップ、「トゥトゥトゥトゥ、トゥトゥトゥトゥ」のハードタンギング、「ルルルル、ルルルル」のソフトタンギング、「ルーティ、ルーティ、ルーティ、ルーティ」のアフタービートアクセント、「タリリタ、リタリタ」のハーフタンギング。ん?分からないって?そうですね。なんとなく感じ取ってください。
オーバートーンの練習は出来ないと非常につまらない練習ですが、楽器を鳴らすための喉と息を作るためには重要です。最低音、シ♭、シ、ド、ド♯の指で、その音の高次倍音をアンブシャと喉の開け方、息のコントロールで出していきます。
最初は4次倍音くらいまでが精一杯ですが、ああじゃこうじゃと試しているうちに6次倍音くらいまではいけるようになります。その頃には楽器自身が低音域から高音域までとても良く響くようになっているはずです。それがオーバートーン練習の効果です。
これらの練習と目標を、少しずつ練習で取り入れ、実現していってください。いっぺんには決してやらないように!
自分がクリアできる課題でこそ楽しく長続きする練習ができます。あれもこれも、だと挫折したり、どっち付かずになってしまいます。エンジョイ練習!
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始めの30分くらいは、違和感がありましたが一時吹いているととても自分の口に馴染んできました。久保田さんの言う「体の一部」と言い意味を感じた瞬間だったかもしれません。
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