最近のサックス奏者には、いわゆる「エレキ派」も少なくないようです。録音した音の加工はもちろんですが、ステージで各種のサウンドエフェクターを使用して、「サックスらしからぬ音(?)」で聴衆の注目を浴びています。サックスでエフェクターを使うとどんな演奏ができるのか?結構これが使えるんですよ。まあ、聞いてください。
エフェクターを使うには、やはりサックス用のコンタクトマイクを使ったほうが便利でしょう。サックスに着けたマイクから出た線を直接エフェクターにつなぎ、自分で細かく操作できますからね。それに、サックス以外の音を「加工してしまう」危険も防げます。なるべく専用マイクを「オン(突っ込み気味)」で使いましょう。しかしサックス専用のエフェクターというのはさすがに市販されていません。多くの電気派サックス奏者はボーカル用のエフェクターを使います。何故、種類も数多くあるエレキギター用やエレキベース用のエフェクターを使わない(あまり使わない)のかというと、エレキベースやエレキギターのマイクが「音を拾う」マイクではなく、「減の振動を直接拾う」マイクで、これら用のエフェクターはそういうマイクに最適化してあるからです。「音を拾う」マイク用に作られたボーカルエフェクターのほうが、サックスへの相性が良いと言えるでしょう。もちろんエレキギター用やベース用が使えないわけではないので研究してみてください。
電気派サックスで一番使うエフェクトは、やはりイコライザーでしょうか。各周波数帯域ごとに強弱を調整し、自分の好みの音、バンドの周りの楽器に負けない、沈まない音を作り出すことができます。硬い音、もごもごした音、太い音、キンキンした音等、なんでもイコライザーの調整で可能です。楽器やマウスピースで悩んでいた自分があほらしくなってしまうかもしれません。また、ハーモナイザーと呼ばれる和音発生エフェクトも多用されます。自分一本のサックスの音がこのエフェクトにより、3本や4本の複数のサックスの、ハモったセクションの音になってしまいます。一人でサックスセクションが出来てしまいます。エコーやリバーブなんて当たり前。機種によってはフレーズの繰り返しでループ演奏の自分と共演することも可能です。また「PERFUME」のようなテクノサウンドを出す事も簡単です。是非、エフェクターに挑戦してみてください。
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