サックススクールって何を教えてくれるの?
サックスが上手くなるためには練習、練習、練習。
でも、その練習が正しくなければなにもなりません。てな訳で多くのサックス・プレーヤーはサックススクールに通ったり、先生に就いたりするわけです。
プロになっても先生にレッスンを受けるプレーヤーは沢山います。「習う」ってことはそれだけ重要で、かつ終わりの無い修行です。では、サックススクールやサックスの先生は何を教えてくれるんでしょう?何が期待できるんでしょう?今回はそんなことを少しお話ししましょう。
まずは「サックスが上手い」ってことは何なのか?ってことです。
所詮、楽器も道具ですから、目的を達成する為にちゃんと使いこなせることが「上手い」ってことですよね。ということは自動車教習所のように、車庫入れや縦列駐車、クランクやS字を縁石に乗り上げずに運転できる技術、のようなことを教えてくれるのがサックススクールなのでしょうか。
答えは半分、「はい」で半分、「いいえ」です。音が震えずにドレミを出せるようになったり、大きな音や小さな音を出せるような楽器のコントロールの仕方は、どんなサックススクールでも教えてくれるはずです。
その方法論は先生によって色々な手法がありますが、サックス演奏の基本的な技術は同じと言って良いでしょう。しかし「いいえ」の部分として「サックスという楽器の可能性と生徒(あなた自身)のかかわり方」を教えてくれるのもサックススクールだと思います。
自動車教習所に例えると、「四輪ドリフト」や「スピンターン」、「片輪走行」や「エンジン改造の仕方」なんかに当たりますかね。そんなことを教えてくれる教習所は無いですよね?
サックスという楽器は、構造的に未完成な楽器といっても良いくらい、楽器そのものが多くの未知の可能性を持っている楽器です。そしてそれを吹く吹き手との組み合わせで、色んなサウンド、多様な表現力を持っています。
ジャズで当たり前のように使う「サブトーン」を出す吹き方は、決してサックスを設計したアドルフ・サックスが考えていたものでは有りません。
テナーサックスの巨匠、ベン・ウェブスターのような、「こってこてのジャズ系サブトーン」を出す人はクラッシック系では皆無です。そのサウンドをあなたが「出せるようになりたい」と思ったときに、初めて先生はその出し方を教えてくれるでしょう。そんなサックススクールが理想であり、ほとんどのサックススクールはそれを実践していると思います。
楽器という道具の目的が「音楽」である限り、サックススクール等の音楽学校は、ある意味「生徒の音楽人生のカウンセラー」と言えるのかもしれません。
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