超希少 アメセルマーク6はもう要らない
ジャズやフュージョン等のジャンルに特化して、USAセルマー社が設計・製造した「最後のアメセル」とも称されるプロフェッショナル向けサックスです。1982年?1987年まで製造されていたUSAセルマー社の162(アルト)と164(テナー)の型番で販売されていたもののみが「オメガ」であるとされており、両者のシリアルナンバーは820000?8246xxで、アルトとテナーを合わせても2,000台程しか製作されていない希少モデルです(セルマー社のサックスは全てのサックスの種類を通して続き番号になっており、この番号の間には学生モデルのバンディ等も含まれています)。
このオメガ162、オメガ164以降、USAセルマーではAS-100/TS-100というミドルクラスのモデルが発売され、またオメガという刻印まであるモデルも作られたりしたことから、市場では本来のオメガと「オメガもどき」が混同されていますが、これらはあくまでも違う設計のモデルです。また、オメガ162/164の初期の製品、820XXX?823XXX辺りをオリジナル・オメガ (Original Omega)と呼ぶこともあり、丁寧に調整を繰り返しながらハンドメイドで製造されており、量産性や材質のコストダウンが安定してきた後期のものより高い品質といわれています。
本品のシリアルは823XXXで、オメガ162(アルト)ではオリジナル・オメガ後期、丁寧な手作りの上に製品が安定してきた時期のものです。オメガの特徴は、それまでのアメセル・マーク6、マーク7、そしてビュッシャー、キング、コーンなどの「アメリカン・サックス」の集大成とも言われる、太く力強く、かつ甘くダークなサウンドです。アメリカン・サックスはジャズの歴史と共に各社が数々の名器を世に出しましたが、それらのいずれもが豪快な太い音、力強いサウンドの輪郭のうえに独特の柔らかさと甘さが共存しています。
このオメガもその系譜をしっかりと受け継ぎ、近代のサックスでは出し得ない「ヴィンテージ・サウンド」に、近代のサックスの操作性の良さが付加されています。一部のヴィンテージ・サックス愛好者の中には、「アメセル・マーク7よりジャズらしい音がし、操作性も良い」と、あえてオメガを選ぶ人もいるほどです。
この時期のオメガは非常に希少で、このサックスの音色、操作性は、はっきり言って、マーク6に勝るとも劣りません。マーク6並の素晴らしいサックスをマーク6の半分以下の値段で手には入れるチャンスです。この機会をお見逃し無く。
こちらのサックスをお買い上げの方には、AIZENマウスピースをどれでも一本無料でお付けします。
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