名門リードメーカーが満を持して発表した最終兵器
ユージン・バン・ドーレンは19世紀末、ベル・エポックの時代に、パリ・オペラ座のクラリネット奏者でした。この頃は管楽器奏者自らがリードを手作りしており、出来上がりは人それぞれまちまちでした。ユージン・バン・ドーレンは演奏家の間では有名なリード作製の名手で、彼の手工リードで演奏するととても良い音が出たので、同僚たちはこぞって彼の作ったリードを売ってもらっていました。
それが名実共に世界最高峰のリード/マウスピース・メーカー、バンドレンの始まりです。1905年にはパリ、レピック通り51番地にリード製造所を設立し、彼はクラリネットを演奏するよりももっと多くの時間をリード製作に費やすようになったのです。
リードの材料、ケーンがバンドレンの名にふさわしい状態に育つまでに、4年にもわたって愛情と手間がかけられます。1年目ではケーンは申し分ない高さと太さにまで育ちますが、十分成長して強くなった2年目の終わりに収穫ができるようになり、その後二年間に渡り乾燥されます。
バンドレン・リードは100分の1ミリの精度でカットとチェックがなされ、最先端の精巧な電子機器によって測定されます。最高の技術によって世界最高峰のリードの品質が保たれているのです。
バンドレンが初めて開発したファイルドカット・ジャズ用リードは、オリジナルのJAVAのジャズ向けの性質を保ちながら、より多様なサウンドを実現します。従来のJAVAよりフレキシブルで、より響き、かつオリジナルのJAVAゆずりのしっかりとしたサウンドの芯を持ち、高いレスポンス性を持つ、まさに「欲張り」なリードです。
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