ジャズ、フュージョン系マウスピースと言えば、代表的なものがデュコフ、ビーチラーなどのハイバッフルのメタルマウスピースですが、バラツキが大きかったり、コントールしにくかったりと、なかなか満足できるものが見つけることが困難です。ラバーはメタルに比べ、反応が速くコントロールしやすいが、音の通りでは若干物足りない傾向があります。そんな中で薦められるのがESMのジャズモデルです。
息のスピードが十分生かせるハイバッフルで、短めのシャンクは精度の高い金属製であり、音程もとりやすく、変化も付けやすいという2面を兼ね備えています。特に電気楽器を多用したバンドではアタックが力強く、マイク乗りがよいので効果が期待できるでしょう。ベル近くでコンタクトマイクを使えばサブトーンも、ブレスコントロールを生かしたフレーズもうまく表現できる事、間違いなしです。
スタンダードなジャズにおいてもビンテージものとは違った、演奏者の個性を生かした温かい音色を出すことができるマウスピースであるといえます。
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