「最後のビンテージサックス」
現代サックスには無い、独自のサウンドを奏でるサックスとして、多くのメーカー/機種の旧型サックスがビンテージサックスとして珍重されていますが、1974年から1980年にかけて製作された、このセルマー・マーク7が、一番近年に製作された、「最後のビンテージサックス」と呼ばれています。
絶大な人気を誇るマークVI(シックス)の特徴を維持したまま、当時の近代的なバンドサウンドにマッチするよう、楽器全体のサウンドの力強さや音量が改良されました。マークVI特有のサウンドの甘さはやや影を潜めていますが、同一の基本設計により同質なサウンドを持っています。
また逆にマークVIには不足しているサウンドの力強さや太さが改良されているため、あえてマーク7を選択するプロ奏者も少なくありません。天井知らずのマークVIの価格上昇に較べ、まだマーク7の価格は比較的安定しています。
しかし次モデルのセルマーSA-80は大幅な設計変更により、ほぼ現行のモデルと同様になっていますので、マーク7が「ビンテージサックス」の音質を保った最後のサックスでしょう。今後数年でビンテージサックス市場での評価は上昇し、マークVIのような「価格競争」が始まるかもしれません。
今回紹介するのはH. Selmerのマーク7のアルトサックス。シリアル番号は#250XXXで1976年に製造されたものです。
マークVIからマーク7へのモデルチェンジが23万番台前半ですので、まだマークVIの傾向を強く維持しているシリアルで、マークVIのサウンドの甘さとマーク7の力強さが両立しているアルトサックスです。
彫刻無しですが、オリジナルのハードケースが付属します。お買い得の一品です。
若干の傷はありますが、修理跡・目立ったへこみ・傷は御座いません。ラッカーのはげもほとんどなく新品同様の美しさです。中古品でこの美しさは珍しいです。
こちらの商品は委託品です。
タンポ交換、バランス調整委済です。
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芯が太く、音の輪郭もはっきりしています。
音色は明るすぎず、暗すぎず中間的です。
吹奏楽、ポップス、ジャズなど広く使えます。
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